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120th Concert
知られざる名曲を求めて Vol.3
ヨハン・クリストフ・ペープシュ
〜18世紀ロンドンのナショナリズム、ペープシュ博士のイングリッシュ・カンタータ〜
English Cantata and Ensemble
music of Johann Christoph Pepusch
“洋館で親しむバロック音楽”第135回
2023年11月10日(金) 19時開演(18時30分開場) 横浜市イギリス館(横浜市中区山手町115-3)
19:00 10th November 2023 at
British House Yokohama
主催:アントニオ・カルダーラ記念アンサンブル 協力:アンサンブル山手バロッコ 後援:日本チェンバロ協会
助成:野村財団、マグカル神奈川県助成プログラム
出演
曽禰 愛子(メゾ・ソプラノ)
横浜市出身。鹿児島国際大学短期大学部音楽科、同専攻科卒業。洗足学園音楽大学大学院 音楽研究科修了。その後スイスに渡り、バーゼル・スコラ・カントルムにて Bachelor 及び Master を修了。第 28 回鹿児島新人演奏会、第 85 回横浜新人演奏会出演。第 32 回国際古楽コンクール〈山梨〉ファイナリスト。ルネサンスからバロック、ロマン派のドイツリートなど幅広い時代の作品をレパートリーとし、ソリストとしてまた声楽アンサンブルメンバーとしてヨーロッパ各地でのコンサートに参加、研鑽を積む。バッハのカンタータ、C.P.E.バッハ マニフィカート、C.グラウプナーのオラトリオ、モーツァルト レクイエムのソリスト等を務める。これまでに声楽を川上勝功、ウーヴェ・ハイルマン、ゲルト・テュルク、ローザ・ドミンゲスの各氏に師事。
細岡
ゆき(リコーダー)
上野学園大学音楽学部器楽学科リコーダー専攻卒業。これまで、リコーダーを山岡重治、濱田芳通、ヒストリカル・ハープを西山まりえ、声楽を阿部早希子、中世・ルネサンス・初期バロックの演奏解釈を濱田芳通の各氏に師事。ヴァルター・ファン・ハウヴェ、コリーナ・マルティにリコーダーを、ロベルタ・マメリ、ドロン・シュライファー、ジル・フェルドマンに歌のマスタークラスを受講。歌えるリコーダー奏者を目指し研鑽を積み、バロックオペラ(モンテヴェルディ「オルフェオ」、レオナルド・ダ・ヴィンチプロデュース「オルフェオ物語」本邦初演)、「モンセラートの朱い本」(NHK BS プレミアム「クラシック倶楽部」で放映)などへリコーダー奏者、兼、歌手として出演するほか、NHK E テレへゲスト出演。「アントニオ・カルダーラ記念アンサンブル」代表。「リコーダーアンサンブル百花繚乱」メンバー。公式 HP yuki-hosooka.com
島根 朋史 (ヴィオラ・ダ・ガンバ、トレブル・ガンバ、チェロ)
東京藝術大学を附属高校から修士課程までを経て、博士号(チェロ)を取得。研究は、17 世紀末フランスのヴィオラ・ダ・ガンバの時代から 19 世紀初頭のチェロ奏者デュポール、及びベートーヴェンの初期チェロ作品に至るまでの奏法史について。同声会賞、大学院アカンサス賞受賞。パリ・サティ音楽院 バロックチェロ/ヴィオラ・ダ・ガンバ科修了。故 A.ビルスマ、E.バルサ、P.プリュボウ、鈴木秀美、福澤宏などの諸氏に師事。東京文化会館、スービズ邸(パリ)にてソロリサイタルを開催。ソロ CD「Les Monologus」は 5 誌の推薦盤に選出された。古楽オーケストラ La Musica Collana サブディレクター・首席奏者。バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカ、レ・ボレアードなど各メンバー。日本弦楽指導者協会 正会員。印西国際音楽コンクール審査員。昭和音楽大学 非常勤講(チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ピリオド楽器研究)。
寺村 朋子 (チェンバロ)
東京藝術大学卒業。同大学大学院修士課程修了。山田貢、鈴木雅明の両氏に師事。第7回国際古楽コンクール‹山梨›チェンバロ部門にて第2位入賞。シエナ、ウルビーノ、インスブルック、アントワープなど国内外の講習会を受講し研鑽を積む。NHK「FM リサイタル」に出演。マスタークラスの伴奏やバロックダンスとのアンサンブルなど様々な団体の通奏低音奏者、またはソリストとして活動。近年では中世声楽やフォルテピアノにも取り組み、活動に広がりを見せている。「フルート・バロックソナタ集」「J.S.バッハ作品集」(増刷)を編曲、出版。チェンバロ・ソロ CD「お気に召すまま Capriccio」(レコード芸術準推薦リース。宮地楽器チェンバロ科講師。日本チェンバロ協会会員。(一財)チェンバロ振興財団クープラン理事。現在YouTubeチャンネル「Cembalo チェンバロ!」を開設し演奏動画を配信中。
アンサンブル山手バロッコ第120回演奏会
知られざる名曲を求めて Vol.3
ヨハン・クリストフ・ペープシュ
〜18世紀ロンドンのナショナリズム、ペープシュ博士のイングリッシュ・カンタータ〜
English Cantata and Ensemble music of Johann Christoph Pepusch
“洋館で親しむバロック音楽”第135回
プログラム
ペープシュ(Johann Christoph Pepusch:1666
or 1667〜1752)は、18世紀初頭ロンドンで活躍し、ヘンデルのオペラを凌いだ乞食オペラ (The Beggar’s Opera)の立役者の1人です。しかし、彼は、このオペラでも人気のあった1旋律を用いた序曲作曲と、全体を通してバラッドの旋律に通奏低音をつける役割のみで、本人の作品とは言い難いです。今回のコンサートでは、この大成功の陰で見落とされがちなペープシュ自身の作品に焦点を当てます!
イギリス音楽史にとっても貴重な英語のカンタータはじめ、ペープシュのなかなか演奏されない燻し銀的な器楽作品をお聴きいただきます。(コンサートは、平塚、東京、横浜で開催されますが、横浜公演:アンサンブル山手バロッコのコンサート記録を掲載します。)
♪ ♪ ♪
ペープシュ
Johann Christoph Pepusch(1666 or 1667〜1752)
ヴォイス・フルート、トレブル・ガンバと通奏低音の為のトリオ・ソナタ
ハ長調
ラルゴ-アレグロ-アダージョ-プレスト
Trio Sonata C major for Voice Flute, Treble Gamba
& Basso continuo
Largo-Allegro- Adagio-Presto
ペープシュ氏のプレリュード
Prelude by Mr.Pepusch
「イングリッシュ・カンタータ」第2巻
第1番 『美しいマイラの瞳の中で愛が眉をひそめる』
アリア〜レチタティーボ〜アリア
Cantata I ≪Love frowns in Beauteous Myra's Eyes≫ from <The English Cantata Book II>
Aria – Recitativo - Aria
リコーダー・ソナタ
ハ短調 作品2a-5
アダージョ-アレグロ-ラルゴ-アレグロ
Recorder Sonata C minor Op2a-5
Adagio -Allegro - Largo -Allegro
ペープシュ氏のプレリュード
Prelude by Mr.Pepusch
「イングリッシュ・カンタータ」第1巻
第3番 『春』
アリア〜レチタティーボ〜アリア
Cantata III ≪The Spring≫ from <The
English Cantata Book I >
Aria – Recitativo – Aria
ヴォイス・フルート、ヴィオラ・ダ・・ガンバと通奏低音の為のトリオ・ソナタ
ホ短調
アダージョ-アレグロ-アダージョ-アレグロ
Trio Sonata E minor for Voice Flute,Viola.da.Gamba
& Basso continuo
Adagio-Allegro- Adagio-Allegro
チェンバロ組曲
ニ短調
プレリュード-アルマンド-サラバンド-ジグ
Lesson in D minor
Prelude-Allmand-Saraband-Jigg
「イングリッシュ・カンタータ」第2巻 第3番 『恋の優しい情熱が』
レチタティーボ〜アリア〜レチタティーボ〜アリア
Cantata III≪When Loves soft passion≫
from <The English Cantata Book II>
Recitativo – Aria – Recitativo - Aria
たくさんの拍手をいただきましたので
カンタータ“クロエ”よりアリアをお聴きいただきます。
ありがとうございました。
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